おはようございます。
NASDAQ US Dividend Achievers Select Indexへの連動を目指すETFのうち、Vanguardが提供している商品がVIGになります。
配当に拘った類似商品としてDVY、SDYなどがあります。
詳しくみていきましょう。
VIGってどんな銘柄?
VIGの概要
Vanguard Dividend Appreciation ETFはNASDAQ US Dividend Achievers Select Indexへの連動を目指す商品です。
NASDAQ US Dividend Achievers Select IndexはNASDAQが算出しています。
少なくとも10年連続で毎年の定期配当支払いが増加している銘柄で構成されています。
ETF名 | Vanguard Dividend Appreciation ETF |
提供会社 | Vanguard |
ティッカー | VIG |
ベンチマーク | NASDAQ US Dividend Achievers Select Index |
経費率 | 0.06 % |
開始日 | 2006.04.21 |
純資産総額 | $38.64 B |
配当利回り | 1.85 % |
権利落ち月 | 3月、6月、9月、12月 |
配当月 | 3月、6月、9月、12月 |
Vanguard 2019.09.30_Dividend.com
純資産総額は2019年9月30日現在で38.6 Bドルです。
純資産総額:VIG > SDY(18.8 B) > DVY(17.6 B)
経費率:DVY(0.39%) > SDY(0.35%) > VIG
配当利回り:DVY(3.47%) > SDY(2.68%) > VIG
となります。
配当は年4回に分割して支払われます。
VIGのトータルリターン
年率 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
トータルリターン (%) | 10.05 | 14.78 | 11.49 | 12.76 | 8.93 |
インデックス (%) | 10.09 | 14.84 | 11.57 | 12.86 | 9.05 |
Vanguard 2019.09.30
VIGのトータルリターンは年基準です。
ここ5年では11.49%、設定来は8.93%になります。
VIGのチャート
VIGの設定来のチャートです。

VIGの設定は2006年です。
VOO同様に上昇基調ですが株価上昇はVOO、配当利回りはVYM、経費率はVOO・VTIが優位です。
ここ5年以内のトータルリターンはVIGが良いですね。
ポートフォリオの特性
構成株式銘柄数 | 183 |
時価総額の中央値 | 94.6 B |
収益成長率 | 6.0 % |
株価収益率 (PER) | 25.1 x |
株価純資産倍率 (PBR) | 4.6 x |
自己資本利益率 | 20.4 % |
非米国株式 | 0.1 % |
回転率 2019.01.31 | 15.7 % |
Vanguard 2019.09.30
構成銘柄数:VIG > SDY(112) > DVY(100)
VIGの構成上位10銘柄と比率
上位10銘柄 | 比率 (%) |
Procter & Gamble Co. | 4.554 |
Microsoft Corp. | 4.478 |
Walmart Inc. | 4.327 |
Visa Inc. Class A | 4.191 |
Comcast Corp. Class A | 3.646 |
Johnson & Johnson | 3.417 |
McDonald’s Corp. | 2.941 |
Abbott Laboratories | 2.633 |
Medtronic plc | 2.611 |
Costco Wholesale Corp. | 2.272 |
Vanguard 2019.09.30
2019年9月30日時点での構成上位10銘柄です。
VOOやVTI、VYMとは異なる構成です。
無配株やグロース株が組み入れられていない点はVYMと同様ですが、10年以上連続増配銘柄というところが異なります。
VIGの業種比率
業種 | 比率 (%) |
Industrials | 26.3 |
Consumer Services | 20.5 |
Health Care | 11.9 |
Financials | 11.5 |
Consumer Goods | 11.2 |
Technology | 8.7 |
Utilities | 6.1 |
Basic Materials | 3.7 |
Telecommunications | 0.1 |
Vanguard 2019.09.30
資本財、消費サービス、ヘルスケア、金融、消費財などの分野へ多く投資されています。
電気通信の割合が抑えられており、資本財セクターの割合大きいですね。
東証で購入可能?
東証にはVIGそのものや、国内籍版、投資信託はありません。
まとめ
VIGは連続増配銘柄に拘ったETFです。
現在の利回りからすると高配当ETFとは言えませんが、今後の増配が期待できます。
配当利回りはSDYに比べ劣りますが、経費率の低さは優位です。
トータルリターンもVOO、VTI、VYMに引けを取りません。
インカムだけではなく、キャピタルゲインも狙えるということですね。
ポートフォリオのサテライトとして保有を検討してみてはいかがでしょうか。
【DVY】iShares Select Dividend ETFは好配当100銘柄へ投資が可能なETF
【SDY】SPDR S&P Dividend ETFは連続増配110銘柄へ投資が可能なETF
[VOO] Vanguard S&P 500 ETFは経費率が最安値のETF
[VTI] Vanguard Total Stock Market ETFは経費率が最安値水準で米国市場全体へ投資ができるETF
【VYM】Vanguard High Dividend Yield ETFは高配当400銘柄へ投資が可能な高配当のETF