おはようございます。
FTSE Global Small Cap ex US Indexへの連動を目指すETFのうち、Vanguardが提供している商品がVEAになります。
類似商品としてEFAなどがあります。
詳しくみていきましょう。
VEAってどんな銘柄?
VEAの概要
Vanguard FTSE Developed Markets ETFはFTSE Developed All Cap ex US Indexへの連動を目指す商品です。
FTSE Developed All Cap ex US IndexはFTSE Russellが算出しています。
米国を除いた先進国市場の大型、中型、小型株が対象で、24カ国から選ばれた約3900銘柄で構成されています。
ETF名 | Vanguard FTSE Developed Markets ETF |
提供会社 | Vanguard |
ティッカー | VEA |
ベンチマーク | FTSE Developed All Cap ex US Index |
経費率 | 0.05 % |
開始日 | 2007.07.20 |
純資産総額 | $75.63 B |
配当利回り | 2.54 % |
権利落ち月 | 3月、6月、9月、12月 |
配当月 | 3月、6月、9月、12月 |
Vanguard 2019.10.31_Dividend.com
純資産総額は2019年10月31日現在で75.6 Bドルです。
純資産総額:VEA > EFA(62.4 B)
経費率:EFA(0.32%) > VEA
配当利回り:EFA(4.13%) > VEA
となります。
配当は年4回に分割して支払われます。
VEAのトータルリターン
年率 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
トータルリターン (%) | 11.66 | 9.34 | 4.67 | 5.42 | 1.80 |
インデックス (%) | 11.88 | 9.38 | 4.59 | 5.47 | 1.66 |
Vanguard 2019.11.30
VEAのトータルリターンは年基準です。
ここ5年では4.67%、設定来は1.80%になります。
VEAのチャート
VEAの設定来のチャートです。

VEAの設定は2007年です。
不況からは反発しますがVTやACWIとは異なり、株価があまり上昇しません。
米国株式市場を除いた影響が出ていますね。
VWOなどの新興国株式やVEUなどの米国を除く全世界株式と類似のグラフになります。
ポートフォリオの特性
構成株式銘柄数 | 3950 |
時価総額の中央値 | 29.6 B |
収益成長率 | 9.1 % |
株価収益率 (PER) | 15.7 x |
株価純資産倍率 (PBR) | 1.5 x |
自己資本利益率 | 11.8 % |
非米国株式 | 98.3 % |
回転率 2018.12.31 | 3.2 % |
Vanguard 2019.11.30
構成銘柄数: VSS > EFA(922)
VEAの構成上位10銘柄と比率
上位10銘柄 | 比率 (%) |
Nestle SA | 1.625 |
Roche Holding AG | 1.097 |
Samsung Electronics Co. Ltd. | 0.995 |
Novartis AG | 0.988 |
Toyota Motor Corp. | 0.909 |
HSBC Holdings plc | 0.804 |
SAP SE | 0.675 |
AstraZeneca plc | 0.673 |
TOTAL SA | 0.670 |
BP plc | 0.664 |
Vanguard 2019.10.31
2019年10月31日時点での構成上位10銘柄です。
EFAと顔ぶれはほぼ変わりません。
連動先のFTSEはMSCIと異なり、韓国を先進国に含む関係でサムスンがラインクインしていますね。
VEAの地域別構成比率
地域 | 比率 (%) |
Europe | 53.4 |
Pacific | 37.2 |
Middle East | 0.5 |
North America | 8.8 |
Other | 0.1 |
Vanguard 2019.11.30
VEAの市場別上位10カ国構成比率
市場 | 比率 (%) |
Japan | 22.4 |
United Kingdom | 14.4 |
Canada | 8.8 |
France | 8.6 |
Switzerland | 7.5 |
Germany | 7.4 |
Australia | 6.3 |
Korea | 4.0 |
Hong Kong | 3.0 |
Vanguard 2019.10.31
地域別では欧州、太平洋地域の割合が大きく、国別の場合は日本がTOPになります。
すでに日本への投資を行っている方は、検討の余地有りですね。
東証で購入可能?
東証にはVEAそのものや、国内籍版、投資信託はありません。
まとめ
VEAはEFAと似た商品になりますが、カナダや韓国も投資対象になります。
経費率も抑えられ、構成銘柄数もEFAより多いですね。
VOOやVTIなどを保有している方で、先進国への投資を検討している場合には好適です。
日本への投資割合を許容できるかどうか、保有ポートフォリオとの比較が必要になるでしょう。
VT1本ではなく、個別で組み合わせたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
【EFA】iShares MSCI EAFE ETFは北米を除く先進国株式900銘柄へ投資が可能なETF
【VOO】Vanguard S&P 500 ETFは米国市場500社へ投資が可能なETF
【VTI】Vanguard Total Stock Market ETFは米国市場3500社へ投資が可能なETF
【VT】Vanguard Total World Stock ETFは全世界株式8200銘柄へ投資が可能なETF
【VEU】Vanguard FTSE All-World ex-US ETFは米国を除く全世界株式3300銘柄へ投資が可能なETF
【VXUS】Vanguard Total International Stock ETFは米国を除く全世界株式7400銘柄へ投資が可能なETF