【VTI】Vanguard Total Stock Market ETFは米国市場3500社へ投資が可能なETF

  • 2019年9月21日
  • 2019年12月15日
  • 海外ETF
Vanguardロゴ


おはようございます。

CRSP US Total Market Indexへの連動を目指すETFのうち、Vanguardが提供している商品がVTIになります。

類似商品としてITOT、SPTMがありますが、ITOTは日本の証券会社での取り扱いがありません。

詳しくみていきましょう。


VTIってどんな銘柄?

VTIの概要



Vanguard Total Stock Market ETFはCRSP US Total Market Indexへの連動を目指す商品です。


CRSP US Total Market IndexはCenter for Research in Security Pricesが算出しています。

米国株式市場に上場する大・中・小型株式、約3600銘柄で構成されており、時価総額加重平均の株価指数となります。

大型株構成のNYダウやS&P500とは異なり、中小型株も含むため、米国市場全体の株価指数といっても過言ではありません。

米国株式市場内のみにはなりますが、分散性の高さが特徴です。


ETF名 Vanguard Total Stock Market ETF
提供会社 Vanguard
ティッカー VTI
ベンチマーク CRSP US Total Market Index
経費率 0.03 %
開始日 2001.05.24
純資産総額 $118.10 B
配当利回り 1.84 %
権利落ち月 3月、6月、9月、12月
配当月 3月、6月、9月、12月

Vanguard 2019.08.31_Dividend.com



純資産総額は2019年8月31日現在で118 Bドルです。

VTIは長らくバンガード商品の中で、売り上げトップを維持してきましたが2019年に逆転しました。

純資産総額:VOO(119 B) > VTI

純資産総額:VTI > ITOT(22 B) > SPTM(3 B)

経費率も2019年4月に改定され、ついに0.03%と最安値に並びました。

経費率:VOO(0.03%) = VTI

経費率:VTI = ITOT(0.03%) = SPTM(0.03%)

配当利回り:ITOT(2.21%) > VTI > SPTM(1.76%)

配当は年4回に分割して支払われます。


VTIのトータルリターン

年率 1年 3年 5年 10年 設定来
トータルリターン (%) 1.36 12.25 9.58 13.38 7.14
インデックス (%) 1.35 12.25 9.59 13.39 7.16

Vanguard 2019.08.31



VTIのトータルリターンは年基準です。

ここ5年では13.38%、設定来は7.14%になります。


VTIのチャート



VTIの設定来のチャートです。


VTIのチャート
VTI Googleファイナンス



VTIの設定は2001年です。

リーマンショック、2018年末には大幅に下げました。

長い目で見れば上昇傾向であることがわかります。


CRSP US Total Market Indexのチャート



連動先であるCRSP US Total Market Indexのチャートも確認しておきましょう。


CRSP UTMIのチャート
CRSP US Total Market Index Googleファイナンス



VTIはCRSP US Total Market Index連動のため、同形状でほとんど乖離がありません。

金融危機時には大きく下げていますが、回復しています。

ここ10年の伸びは素晴らしく、2018年末に短期間下がりましたが、基本的には綺麗な右肩上がりです。


ポートフォリオの特性

構成株式銘柄数 3591
時価総額の中央値 75.0 B
収益成長率 10.8 %
株価収益率 (PER) 20.0 x
株価純資産倍率 (PBR) 2.9 x
自己資本利益率 15.6 %
非米国株式 0.4 %
回転率 2018.12.31 3.4 %

Vanguard 2019.08.31



構成銘柄数:VTI > ITOT(3532) > SPTM(2602)



VTIの構成上位10銘柄と比率

上位10銘柄 業種 比率 (%)
Microsoft Corp. Information Technology 3.632
Apple Inc. Information Technology 2.972
Amazon.com Inc. Consumer Discretionary 2.556
Facebook Inc. Class A Communication 1.534
Berkshire Hathaway Inc. Class B Financials 1.324
Alphabet Inc. Class C Communication 1.218
Alphabet Inc. Class A Communication 1.217
Johnson & Johnson Health Care 1.172
JPMorgan Chase & Co. Financials 1.163
Visa Inc. Class A Information Technology 1.080

Vanguard 2019.08.31




2019年8月31日時点での構成上位10銘柄です。

約3600社のうちの上位10社ですが、これはS&P500と変わりません。

有名どころが上位を占めています。


VTIの業種比率

業種 比率 (%)
Technology 20.9
Financials 19.5
Consumer Services
13.9
Industrials 13.4
Health Care 12.6
Consumer Goods 8.0
Oil & Gas 4.2
Utilities 3.4
Basic Materials 2.2
Telecommunications 1.9

Vanguard 2019.08.31




テクノロジー、金融、消費サービス、資本財、ヘルスケアなどの分野へ多く投資されています。

特にテクノロジー、金融分野の割合が大きいですね。


[楽天・全米株式インデックス・ファンド]はVTIに連動の投資信託



東証にはVTIそのものや、国内籍版がありません。

投資信託にはなりますが、楽天投信投資顧問より楽天・全米株式インデックス・ファンドが提供されています。

ベンチマーク先はVTIです。

2019年9月現在で公表されている実質運用管理費は0.1596%程度となります。

VTIの0.03%分に運用管理費やその他の経費が上乗せされています。

VTIにはドル購入・売却経費、配当金への日米課税、それを一部回収するための外国税額控除(確定申告)、配当金の再投資等が発生します。

楽天VTIは配当金が発生せずに、自動的に再投資されます。

配当金は出ませんが、円で購入可能である楽天VTIも十分に検討する価値はあるのではないでしょうか。


まとめ



VTIは米国市場に上場する約3600社へ投資が可能です。

資産規模も大きく、経費率が0.03%と非常に優秀なETFです。


米国市場は今後も経済成長を続けていくと思われます。

国の成り立ちに起因する移民政策が影響を与えていますが、人口増加が続いています。

また、FAAMGに代表されるIT大手は米国企業ですが、今後も技術革新により世界を変えていく可能性が高いです。

何より、米国市場は世界最大の市場であるため、グローバル企業が資金調達のために米国市場集まります。

投資家への情報開示も進んでおり、国民が投資を行う割合も日本よりは高いです。

企業経営者の仕事内容は会社の株価を上げ、投資家へ還元することです。

日本企業のように経営責任を曖昧にしたりせず、結果が出なければ交代させられます。

また、株主優待でお茶を濁すようなことはしません。


以上のような理由から米国市場への投資は今後も有望だと考えます。

厳選されたNYダウやS&P500も良いですが、米国へまるごと投資が可能なVTIを検討してみてはいかがでしょうか。


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